遠山武
ユネスコの無形文化遺産に登録された伝統行事「戸畑祇園大山笠」の最大の見せ場、競演会が22日、北九州市戸畑区であった。競演会はコロナ禍で中止が続いていたが、4年ぶりに開催された。
夕刻、区役所前の会場に幟(のぼり)を掲げた山笠が姿を現した。大山笠と、中学生が担ぐ小ぶりの小若山笠の計8基。頃合いをみて幟が外され、一斉に提灯(ちょうちん)が組み上げられた。宵闇に1基309個の提灯が映える。高さ最大10メートルの提灯山笠が「ヨイトサ、ヨイトサ」の掛け声で豪快に練り歩くと、沿道の観衆から大きな歓声がわいた。(遠山武)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル